加藤友朗の主な経歴

加藤友朗医師は、ex vivo腫瘍切除、多臓器移植、小児および成人の肝臓移植、肝胆道外科の分野における世界的な第一人者です。加藤医師は、コロンビア大学医学部(P&S)の外科教授であり、ニューヨークにあるニューヨークプレスビテリアン病院/コロンビア大学メディカルセンター(NYP-CUMC)で腹部臓器移植部門のチーフと肝臓および腸移植プログラムのサージカルディレクターを兼任しています。

加藤医師は、6臓器移植を含む小児および成人のためのユニークで革新的な外科手術で知られています。部分的なドナー肝臓を移植することによって患者本来の肝臓の蘇生を待ち、免疫抑制剤を不要にするAPOLT(補助部分的同所性肝臓移植)と呼ばれる肝臓移植手術のパイオニアとして知られるほか、世界初の部分膀胱移植手術も行っています。

加藤医師はアメリカのテレビシリーズ「グレイズアナトミー」のエピソードにも取り上げられた、6つの臓器を一旦体外に取り出して腫瘍を除去したのちに再移植する(自己移植する)という極めて困難な手術(多臓器体外摘出腫瘍切除手術)を7歳の少女に行ったほか、体外摘出手術のパイオニアとして世界的に知られています。また手術を受けた7歳の少女(ヘザー・マクナマラopen_in_new)は10年経った現在でも元気に生活しています。

加藤医師は東京大学薬学部を卒業しその後、大阪大学医学部を卒業しました。卒業後は大阪大学病院と兵庫県市立伊丹病院で外科の臨床研修を受けました。加藤医師はその後フロリダ州マイアミのマイアミ/ジャクソンメモリアル病院で移植の臨床フェローシップを修了後に外科医として採用されました。マイアミ大学では外科教授、小児肝臓・小腸移植のディレクターを勤めた後にコロンビア大学に移りました。

加藤医師は数多くの学会のメンバーであり、ピアレビュージャーナルに180以上の原著論文が掲載されました。
加藤医師の研究成果は、ニューヨークタイムズ、USAトゥデー、その他の主要紙の一面記事として取り上げられています。
またABC(アメリカン・ブロードキャスティング・カンパニー)の医療ドキュメンタリーシリーズ「NY Med」に出演し、2010年にはエスカイアーマガジンの特集記事「The Brightest:私たちに希望をくれる16人の天才」で紹介されました。
また、同年にはTime Magazineの「100人の最も影響力のある人々(100 Most Influential People)」にノミネートされました。
研究分野としては、移植免疫学、免疫寛容、腸管拒絶反応のモニタリング、小腸移植、C型肝炎および肝細胞癌(HCC)の臨床研究などがあります。

日本のメディアでは「プロフェッショナル仕事の流儀:最後の希望、覚悟の手術−移植外科医 加藤友朗」(NHK 2010)、「スイッチインタビュー」(NHK 2013)、「NHKスペシャル:同時3点ドキュメント」(NHK 2006)、「これが世界のスーパードクター)(TBS 2006)、「世界を変える100人の日本人」(TV東京 2009)、「現代の肖像」(AERA 2009)と「ひと」(朝日新聞 2006)などに登場しています。加藤医師自身の著書としては 「「NO」から始めない生き方(集英社 2013)」、「移植病棟24時(集英社 2005)」、「赤ちゃんを救え(集英社 2008)」などがあります。また加藤医師の多臓器体外摘出腫瘍切除手術は、2013年に人気のテレビドラマ「ドクターX」にも登場しました。2014年には加藤医師とドラマ主演の米倉涼子さんがニューヨークにある実際に手術を受けた少女の家を尋ねる番組が放映され、大きな反響を呼びました。加藤医師は日本で開催された学会でも多数の招待講演を行っており、日本のテレビ番組にもたびたびコメンテーターとして出演しています。